今年で2回目となるそえんじライブ。地元の空気にふれ、顔なじみのひともちらほら。
ステージに立つ彼を見る観客の眼もあたたかい。みんな笑顔だ。そえんじというミュージシャンは
人柄が素直にメロディーや詩にあらわれている。飾るでなく、背伸びするでなく。
笑いというエッセンスをちりばめて、歌唱に彼の想いが伝わる。
地元を愛し、愛され彼もまた、いつかはここを巣立っていくのか・・
伸びやかな歌声に、旋律の風景が見えてくる。駆け足で通り過ぎた2011年
そえんじという、うた歌いの道化師は、きっと来年もこの舞台に帰ってくることだろう―。

出会いはひょんなところからだった。私の大阪の知人から、
地元出身のミュージシャンのことを知らされ、送られてきたアドレスから彼のホームページを見る。
するとそこには、“大学時代、うつ病を患うが音楽を通して克服。 ”の文字が・・
うつ病と音楽、彼の中にどのようなことがあったのか―
キラカコ取材班は、早速彼とコンタクトを取り、彼と会うことにした。

今年の夏の日のことだった――（その内容はいずれ、別の機会にお話しするとしよう）

キラカコがそうであるように、「無」を「有」に変える作業は身をもって体験している。
彼の 「そえんじWorld Tour2010 in 高砂」は、まさにキラカコの活動とも重なり、共感を覚えた。

♪人は人を助けてる　人は人に助けられてる
僕らが夢見る間にも誰かが動いて進めてる
助ける事は助けられてる　助けられる事は助けてる
全ては巡り続けて巡り巡って繰り返す♪　　　　KURUKURUの一節から